出版社から学んだ読みやすい文章を書く11の方法!



私が本を執筆する際に出版社の方から教えて頂いた
読みやすい文章を書く方法をまとめます。

基本的には書籍を執筆する上でのコツですが、
ブログにも共通して言えることが多々ありましたので
ブログにおける記事の書き方を中心に解説します。

正しい構成で文章を構築することにより、適切なタグを使い分けることができ、
SEO的にも優位に働きます。


  1. 目次を取り入れよう
  2. リード文とエンド文を作成しよう
  3. 見出しを整備しよう
  4. 太字を正しく活用しよう
  5. 段落を意識しよう
  6. 文意を明確にしよう
  7. 口調を統一しよう
  8. 表記の揺れをなくそう
  9. 画像やソースにはキャプションを入れよう
  10. リストを効果的に使用しよう
  11. 難しい漢字の使用は控えよう



目次を取り入れよう



まずは目次を作成しましょう。
目次は大きな括りの『章』と、その中に含まれる『節』の段階まで
落とし込みます。

これは、どのような書籍にするかといった計画であり、
『章』や『節』を明確にすることによって、全体の流れを構築します。
また、『章』のタイトルや『節』のタイトルも、この段階で作成しておきます。
目次だけ読んでもある程度の内容や構成、話の展開が理解できるようなタイトルにしておくことがポイントです。

この目次を作成する作業は、一つのブログを立ち上げる作業に似ています。
ブログのタイトルを決めるのは、書籍名を決めるのと同じように
全体のテーマを決めますが、『章』はブログで言うところのカテゴリに当たります。
そして『節』が記事でしょうか。

書籍は包括的に順序だてて解説していきますので、『章』がカテゴリというのは
少し違和感がありますが、ブログにおける多きな括りとして、
『章』を考えるようにカテゴリも作成しておくと良いのではないかと思います。
また、カテゴリは『ラベル』や『タグ』とは異なり、しっかりとしたタイトルを付けることによって、
カテゴリ名からの流入も大きく期待できるようになります。

これは表題の考え方と似ていますが、出来る限りしっかりと考えて命名すると良いでしょう。
また、目次を作成する手順は一つの記事を書き上げる際にも有効です。
記事のテーマとタイトルを決めましたら、目次を作成して記事の内容を明確にしていきます。
記事の中で使用する目次も、一般的な書籍と同じように文頭にあるとわかりやすいでしょう。



リード文とエンド文を作成しよう



書籍には「はじめに」や「本書を読むに当たって」などの、目次に入る前の文章があります。
また、最後には「最後に」や「おわりに」などの、インデックスの後に入る文章があります。

これを、私はリード文とエンド文と呼んでいます。
リード文とは、その書籍を読む前に伝えたいこと。例えば「書籍のウリ」であったり、
「書籍の読方」「書籍の社会背景」などを記述します。
また、書籍を手にとって購入させるための、初めの宣伝文句でもあります。
リード文がヘンテコでしたら本文まで目を通してもらえないので、
できるだけしっかりとした文章を記述しましょう。

エンド文は、一般的には「総復習」や「謝辞」などが多いようです。
エンドロールのような「余韻」を持たせるものもあります。
エンド文は、これまでの文章を振り返った解説や、次の書籍、別の書籍を読んで頂けるように紹介する事も多いようです。
これは、『総まとめ』という意味合いと、リピーターを掴むための宣伝文句でもあります。

これらをブログに当てはめると、リード文は目次の前に書き、
「続きを読む」や「詳細」をクリックさせる為の文章です。
私のブログでは、一覧ではリード文と目次を載せています。そして、記事へ直接訪れた方向けのウェルカムワードでもあります。
記事詳細へ直接訪れた方は『目的の情報はあるかな?』『わかりやすいかな?』などを
記事のファーストビュー(スクロール無しで読める部分)のみで判断します。
期待はずれと感じられてしまったら、直ぐに戻るボタンで離れていってしまいますし、
「目的の情報がわかりやすく整理されているかも」と感じて頂ければ、やっと本文に目を通してもらえます。

この判断は、記事の全体像を見渡すことのできる「目次」も重要な要素ですので、
リード文と共に目次も記事の冒頭に記述し、一覧画面でも見せるようにしましょう。




見出しを整備しよう



目次の内容がそのまま見出しとなりますが、目次では『節』のレベルまで作成すると解説しました。

しかし、見出しというのは『節』の中にも沢山あり、レベルも様々です。
今回でいう見出しというのは、『節』のでも出来るだけ目次を作成し、
見出しを明確にして文章の区切りを付けていくと、読みやすくなります。

これは、前述した『記事単体でも目次を作成する』ということと同じです。
執筆前に目次を作成しておく事によって、文章のテーマがブレずに、
きちんと情報の分類化ができるようになります。
ブログでいうと、見出しというのは『<h1>』や『<h2>』等の見出しタグの部分を指します。
この『<h?>』は『<h6>』までありますので、想定する文章の規模によって深いレベルまで
見出しを明確に名付けしておくと良いでしょう。

例えば、文章の構成をブログのタグに置き換えると、
ブログタイトルが『<h1>書籍名』、カテゴリ名が『<h2>章』、記事タイトルが『<h3>節』、
記事内の項目名が『<h4>項』、そして『<h5>段落』『<h6>句』と続きます。

特に、この辺りの見出し付けをしっかり行っているのは、運転免許書の更新などで配布されている教本です。
しっかりと見出し付けをレベル毎に行っており、見出しを追いかけて行くだけで内容を把握することができます。
とても勉強になりますので、興味のある方は違った見方にて教本を読んでみてください。思わぬ発見が満載です。

しかし、ブログは少し特殊で読者を呼び込むためにはSEOも意識しなければなりません。
特に見出しはGoogleなどの検索エンジンは重要視していますので、
見出しの命名に気を付けることはもちろんのこと、どのレベルに記述するかといった判断も重要になります。
例えば、トップページでしたら先程解説した文章の構成で良いですが、
カテゴリ内記事一覧ではカテゴリ名を『<h1>』とするべきですし、記事詳細では記事タイトルを『<h1>』とするべきです。
これにより、表示するページによって見出しのレベルが変わり、深い内容のページになるにつれて見出しのレベルがずれ込みます。

しかし、見出しのレベルがずれ込むだけで文章の構成が変わるわけではありません。
どんなに細分化されようと、文章の構成を保ちつつ見出し付けを行えば、
読みやすい文章に仕上がり、SEOにも効果的な構成に仕上がるでしょう。



太字を正しく活用しよう



これは見出しの考え方と少し似ています。
見出しの中にはもちろん文章がありますが、文章をじっくり読まなくて
ある程度の内容が把握できるように重要な部分や、名称を太字にします。
これは、流し読みの時に内容を把握するためでもありますが、目的の情報を見つけやすくするためでもあります。
ただしく情報の分類化を行い、見出しごとに細分化していれば目的の情報を探すために、
目的の情報が含まれている文章をみつけるのは簡単です。
その状態まで細分化できていれば、その文章を読む人は何を求めているのか。
この文章では何を伝えるべきなのかが明確になりますので、必然と太字にする箇所がみえてきます。
読者は太字の部分を読むことで、目的の情報を得ることができ、
詳しく知りたいときは文章をじっくりと読んで理解しようとします。
興味を持たせるという意味でも、しっかりと太字を活用して目的の情報までナビゲートしましょう。

ブログでいうと、太字は『<b>』や『<strong>』にあたります。
このタグはSEOでも重要視されていますので、適切に活用していきましょう。



段落を意識しよう



段落とは、文章内の一つの塊です。段落の開始を示すために、
書籍では他の文頭と比べて改行後に1字下げて段落の始まりを明確にします。

また、大きな区切りでは空行を挟むこともあるでしょう。

段落の区切りを明確にすることによって、読者も話の道筋を把握しやすくなり、
読出し部分を即座に見つけることができるようになりますので、文意が伝わりやすくなります。

段落ごとに情報を分類することによって読みやすくなり、
段落の先頭には字下げや空行を挟むということは小学校の作文から習っていることかと思います。これはある意味常識です。

しかし、ブログなどのWeb文書では字下げは常識ではありません。
横書きということや、もともと英語圏が主体の分野ということも原因の一つでしょう。

特にブログでは、あまりページを分けずに長くなってしまうことが多々あります。
そこで、段落の先頭で字下げを行うというよりは、空行を上手く使って読者の目線を誘導します。

Webの世界では、情報がびっしりと詰まったページは読みにくいと感じられてしまいますので、
適度に余白を取る文章の書き方が主流になったのではないかと想像します。

しかし、段落の開始位置が字下げなのか、複数の空行なのかは大した差ではなく、
やはり段落ごとに内容がまとまっているのか?が重要になっています。

字下げか?空行か?でななく、いつ字下げするのか?いつ空行を入れるのか?が重要です。
基本的に段落は複数の文からなり、文は複数の句からなります。
文は一貫して「あるテーマ」について様々な角度から、そして順立てて句を構築していきます。
その「あるテーマ」が文章の中で変わるとき。それが字下げを行うタイミングです。
これは「あるテーマ」を強く意識しないと分からないことです。
多くの人は感覚で字下げを行っていますが、少しだけ意識的にテーマを持ち、
段落の意味を考えるだけで格段と読みやすい文章に仕上がります。




文意を明確にしよう



段落は文の集合体だと解説しました。
文はとても細かくなりますが、文には文の意図があるはずです。
その文意を明確にするのはもちろんのこと、逆の発想で文意が分かりにくくなってしまうポイント。
注意する点について解説します。

ここで注目するのが「格助詞」です。
「格助詞」とは助詞の一種で、ある体言が他の語とどのような関係にあるのかを示すための助詞です。
具体的には、「を」「が」「と」「の」「に」「へ」「で」「より」「から」などが、「格助詞」にあたります。

「格助詞」は他の語との関係性を示す語な故に、同じ格助詞が一つの句の中に複数あると
途端に分かりにくくなってしまいます。

また、同じ「格助詞」でなくても、短い句の中に複数の「格助詞」があっても文意が複数考えられ、
把握しにくくなります。

例えば、最近ツイートで話題だった「頭が赤い魚を食べた猫」(from @nkmr_aki)も
格助詞である「が」と「を」を使用していますので、捉え方のパターンが複数存在します。

「頭が赤い魚を食べた猫」分岐図(from @nkmr_aki)

文意を明確にするということは、文の中に使う「格助詞」を出来るだけ少なくし、
複数使用する場合は文を分けるなどの対処を行った方が、文意を正しく伝えることができます。

また、句読点を正しく使うことによって、文意を正しく伝えることをサポートすることができます。
先程の「頭が赤い魚を食べた猫」も、「頭が赤い魚を、食べた猫」とすることで、
正しく文意を伝えることができます。

今一度「格助詞」の使い方を見直し、注意しましょう。



口調を統一しよう



口調とは、文章の語り方のことを指します。
例えば、今回の記事のような文末を「です」や「ます」で終わらす「ですます口調」や、
何処かの教授のような「である」「べきだ」などの「断定口調」。
「だよ」「かな」などの「タメ語口調」が挙げられます。
これは、読者から見たら筆者の性格、そしてイメージそのものとなります。
口調を変えるだけで、記事の雰囲気を一変させることができますが、
口調が統一されていないと、まるで二重人格の人と話しているみたいで読者が混乱します。

記事を書き出したら、書き出した口調のまま最後まで書き通して下さい。
話し相手が豹変するのは、現実世界でも文章の世界でも気持ちのよいものではありません。
特に意識したことがない人は、これを期に自分のスタイルを確立し、口調の統一を図って下さい。

また、読者を馬鹿にするような口調もNGです。文中で騙すこともNGです。
文章を書く上で読者は大事なお客様ですので、「楽しませる」や「親しみのある」を履き違えないように注意しましょう。



表記の揺れをなくそう



専門用語や商品名はもちろんのこと、
文中に出てくる固有名詞の表記方法は必ずそろえて下さい。
例えば、専門用語でいうと「Xml」や「XML」「xml」などが文中に出てくると、
本当は同じものを指していたとしても、読者は「何か違うものを指してるのかな?」と感じてしまい、混乱します。
「Xml」はクラス名、「XML」は形式名といったように、明確に使い分けるのであれば問題ありませんが、
何も気にせずに表記が揺れるのは読者を混乱させるだけです。

同じように、製品名にも言えます。「MySQL」「Mysql」のような表記違いがあってはいけません。
正しく記述しましょう。

また、製品名や企業名には空白を入れるのか?入れないのか?も重要になってきます。
例えば、マイクロソフトは「Microsoft」が正しく、「Micro soft」としてはいけません。「MicroSoft」も駄目です。
こういった企業名や製品名などの商標にかかわることは、正式な文書を書く上で厳密にそろえる必要がありますので、
日頃から正しい表記を心がけ、表記の揺れも徹底して統一しましょう。

またブログの場合はSEOのために、あえて表記揺れを混ぜることもあります。
しかし、ハミングバードアップデートにより、ユーザが検索するワードに対して表記揺れを考慮した検索が行えるようになりましたので、
表記揺れを混ぜこむSEOは効果が薄いでしょう。
ですので、ブログでも表記揺れをなくし、読者から指示を得られるような記事を執筆しましょう。



画像やソースにはキャプションを入れよう



文章を順に読んでいる読者にはわかる内容の画像やソースでも、
きちんと「なんの画像なのか」「なんのソースコードなのか」をキャプションとして明記すると良いでしょう。
なぜかというと、丁寧に読んでくれる読者は稀だからです。
どちらかというと、目立つ画像やソースコードから目を通し、目的のものがありそうなら周辺を丁寧に読む。
それでもわからなければ、読むのを止めるか、文頭に戻って丁寧に読むかのどちらかです。
ですので、画像をパッと見た後に、何の画像なのかの説明があった方が親切です。
また、丁寧に読んでいても、意外と文から画像へ話を繋げることは困難ですので、
結局のところキャプションが必要となります。

面倒でも、かならずキャプションを付けるようにしましょう。



リストを効果的に使用しよう



文章だけだと読者は飽きてしまいます。
読者を飽きさせないためには、適度な図の利用も効果的ですが、リスト形式にて箇条書きにするにも手です。
画像や表形式よりも手軽で、注目ポイントとして読者の関心を引くこともでき、
文章を読むという行為、そして全体をパッと見たときの変化によって、読者を飽きさせず、
なおかつ充実した印象を持ってもらうことが可能です。
適切な箇条書きスタイルは、目次と同様に内容の理解を手助けしてくれますので、積極的に使用しましょう。

また、何かの手順を示す際には箇条書きで番号を振ると良いでしょう。
HTMLタグでいうと「<ol>」です。普段はあまり使用しないタグかも知れませんが、
使い所がわかると一気に便利で可読性があがりますので、是非とも使ってみてください。



難しい漢字の使用は控えよう



読者の事を馬鹿にするわけではありませんが、読者は意外と漢字を知りません。
また漢字が多いと、それだけで難しい印象を与えてしまいます。
出来るだけ感じの使用を控え、漢字を使用しなくても意味が通じる部分は勇気をもって「ひらがな」や「カタカナ」を使用しましょう。
特に、漢字の意味や読み方として複数捉えられる漢字や、馴染みのない漢字は使用を控えるべきです。

例えば、「何れ」は「いずれ」や「どれ」と読めてしまいますし、「ひらがな」でも問題ありません。
「毎」も、「ごと」や「まい」と読めてしまいます。
このように、下記のような言葉は「ひらがな」での表記が好ましいと思います。

  • 「有る(ある)」
  • 「如何(いかが)」
  • 「且つ(かつ)」
  • 「事(こと)」
  • 「毎(ごと)」
  • 「直ぐ(すぐ)」
  • 「全て(すべて)」
  • 「為(ため)」
  • 「度(たび)」
  • 「都度(つど)」
  • 「出来(でき)」
  • 「何処(どこ)」
  • 「所(ところ)」
  • 「何故(なぜ)」
  • 「無い(ない)」
  • 「尚(なお)」
  • 「成る(なる)」
  • 「難い(にくい)」
  • 「殆ど(ほとんど)」
  • 「物(もの)」
  • 「勿論(もちろん)」
  • 「様(よう)」
  • 「分かる(わかる)」
  • 「易い(やすい)」
  • 「下さい(ください)」

ほかにも、もちろん沢山あるかと思いますが、
上記のような言葉を漢字から「ひらがな」にするだけで、とても「簡単な文章」という印象を持ってもらうことができます。

できるだけ不要な漢字の使用を控え、読みやすい見栄えを心がけてください。
ただ、漢字の使用を控えすぎて、逆に読みにくくならないように注意してください。




私が出版社の方から学んだ「読みやすい文章の書き方」を簡単にですがまとめさせていただきました。いかがでしたでしょうか。
文章を書くコツは他にも沢山ありますし、ブログのようなWebライティングには独特の記述方法も存在します。
今回は出版社から学んだということもあり、書籍を意識した文章の書き方です。
ブログに応用できる部分は積極的に応用し、正しく読みやすい文章をWebライティング時にも心がけましょう。


6 Responses to 出版社から学んだ読みやすい文章を書く11の方法!

  1. 初めて訪問しました。
    こんなサイトがあることを今まで知らなかったことが悔やまれます。
    参考にさせて貰います「
    ありがとうございました。

    返信削除
    返信
    1. クレーマー&クレーマー 様

      この度はコメント頂きまして、誠に有難う御座います。
      そう言って頂けると、とても嬉しいです。

      これからも有益な情報を届けられるように頑張りますので、
      今後とも宜しくお願い致します。

      削除
  2. > 例えば、「何れ」は「いずれ」や「どれ」と読めてしまいますし、「ひらがな」でも問題ありません。
    > 「毎」も、「ごと」や「まい」と読めてしまいます。

    確かにそうなのですが、上記2つの漢字で例をあげると、「何れ」は「いずれ」が正しく、「どれ」は俗読みになります。
    洲を州で置き換えるような行為です。

    例えば毎の場合は単漢字で出てきた場合に「ごと」、毎日とか毎回など、他の漢字と組み合わさった場合に「まい」と読みますのでこの漢字に関しては混乱は起きません。私は平仮名が多い文章の方を読み難いと感じますので好みの問題になってしまうと思います。

    結局は学校教育で国語を正しく教えられない現状が問題なのですよね。

    今回の記事には色々と考えさせられました。
    時々またお邪魔させて下さい。

    返信削除
    返信
    1. O.S.様

      お世話になります。この度はコメント頂きまして
      誠に有難うございます。

      >結局は学校教育で国語を正しく教えられない現状が問題なのですよね。

      確かにその通りだと思います。
      世間一般的に、そういった感じの読み方で「ん?どっちだっけ?」っと
      多少なりとも引っかかる人が多いのだと思います。

      技術書としては、解りやすさが命ですので
      立ち読みでパラパラっとめくったさいに、
      少しでも「難しそう」と思わせない工夫が必要でした。

      また、逆に平仮名が多すぎるのも、
      漢字に含まれた意図を読み取れないので、確かに読みにくいです。

      読者層によって、そういったバランスを調整するのも書き手の仕事かな?
      っと個人的に考えています。

      確かに一歩踏み込んで考えると、難しい問題ですね。

      削除
    2. 早速のコメントに驚いています。
      実はCSSの回り込みで検索してこちらに来ました。
      CSSは大変解りやすく、理解出来ました。感謝です^^
      CSSのページをいくつか読んだ後にこのページを発見しまして、内容の的確さに唸って思わずコメントを書いてしまいました。

      趣味で古い文献などの文字起こしをしていまして、旧漢字(正字体)や正仮名(歴史的仮名使い)に慣れてくると現在の常用漢字と新仮名使いに違和感を感じてしまって浦島太郎状態に陥っています。

      例えば「障碍」は戦後に常用漢字の前身の当用漢字が制定された時、「碍」が表外文字になった為に読みの同じ「害」にするように指導されたのですが、ところが多数の方から「害」は悪い印象を与えるとクレームが起き、「障がい」と書くようになりました。「障がい物競争」とか・・・。

      このように碍(遮る物)を害(害すること)という別の意味の漢字で代用しているものが多く、混乱のもとになっています。当時の文部省の失敗じゃないかなと思います。
      表外漢字は代字(替字)を与えないで、義務教育卒業後に自身で学習するようにすべきだったと・・・

      常用漢字表の前書きには常用漢字の使用を国民に強制するものではないと明記されているにもかかわらず、学校で表外漢字を使ったら国語以外の教科でも減点されてしまうなど、実質的に強制されています。
      現世代の漢字の語彙が少なくなったのは国語教育の失策が大きいと思います。

      私の娘が小学校に行くようになった時、名札を書くのに「一み」・・・Σ( ̄□ ̄;)
      本来の名前は「一美(ひとみ)」なのですが「美」を習っていないから禁止と担任から説明を受けました。
      一味唐辛子みたいで嫌なのですが(笑)
      個人的には名前くらいは習ってなくても漢字で書いていいと思います。
      子供は読めない漢字があったら「なんて読むの?」と聞いて回りますし。このように自分で興味を持って覚えるのが効率的で、それも教育ではないでしょうかと。

      削除
    3. O.S.様

      お世話になります。この度はコメント頂きまして
      誠に有難うございます。

      確かに、漢字は日本語の「良さ」ですから、あまり廃れて欲しくないですね。

      >個人的には名前くらいは習ってなくても漢字で書いていいと思います。

      僕もそう思います。
      うちの娘も小学校にあがったらヘンテコな名札をつけられそうですw
      でも学校や担任の先生によるのではないでしょうか?

      また、CSS等の技術系に関しましても、
      より良いものを執筆してまいりますので、
      今後とも当ブログをよろしくお願いします。

      削除

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